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いよいよ今週発売を迎えます「催眠演舞」。
今日からは連続で公開していこうと思います!
本日の1枚はこちら!!
催眠状態の炎乃火によりパイズリシーン!
男勝りな性格ですが、その体つきはだれよりも女性っぽい彼女の、放漫な胸に包まれ…
このCGが使用されるシーンがどんな展開になっているか、是非製品版でご覧ください!
お楽しみに!
催眠演舞、発売まであと3日です!
原画を担当しております、さよりさんがカウントダウン絵を描いてくださいました!
以下のアドレスの、pixivからご覧下さい!
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=38713389 発売3日前のカウントダウンボイスは、以下からダウンロードしてください。
全部、同じファイルとなりますので、ダウンロードしやすいところからお願いいたします。
http://p.tl/ZslQhttp://p.tl/aOWFhttp://p.tl/t7ufhttp://p.tl/eFhChttp://p.tl/fXk0 3日前は、明日香になります!
先日公開できませんでした、カウントダウン4日前SSを公開いたします!
「へえ。ほお。ふうん」
その話を富川彩雲が耳にした時、真っ先に出たのは、優しい笑顔を形作った上での、これ以上ない嘲弄の声だった。
「影猫、ねえ」
「そうなんですよ! 怖いんです! とんでもなく怖くておっかなくて恐ろしくて脅威なんです!」
「顔が近い」
勢いこんで迫る七星苗の顔を、彩雲は両手ではさんで横へねじ向けた。
ぐぎっと変な音がしたが気にしない。何しろ相手は苗だから。
「あ゛~、ほんと、今みんなが一番ホットでホラーな話題なんですよ!」
案の定、首が変な方にねじれても何も変わらず、自分で元に戻して、それまで通り苗は続けた。
「相変わらず独特の言語感覚よねえ。言いたいことはわかるけど」
「わかってくれましたか!」
「あのねえ」
さすがに根負けして、彩雲は真面目に返答する。
「ええと、暗くなってから一人でいると出会ってしまう、その目を見たら引きこまれてしまって二度と帰ってこない、だったっけ」
「そうです! 怖いでしょー、怖いですよね、こわっこわっ、こわこわ、こわっ」
「なにその踊り」
「怖さを追い払うための踊りです!」
「ああ、原始的民族舞踊って、あんたみたいなのが始めたのかもしれないわね」
もちろん、そんな皮肉の通じる苗ではない。
「じゃあ訊くけど、出会ったら帰ってこられないのなら、誰がその話を伝えたわけ?」
「え?」
「誰かが遭遇して、無事に帰ってきたのでないと、その話は広まらないわよね。出会った人がみんないなくなるのなら、行方不明者が出たっていうだけで理由なんかわからないんだから」
「むむむ」
「何がむむむよ、こんなの初歩の初歩じゃないの」
「先輩にはロマンがありません!」
「さっきホラーって言ってたのはどこの誰? 怖さをなくしてあげたってのに、お礼のひとつもないわけ?」
「仕事を思い出したので失礼しますっ!」
『お礼』を言いつけられる気配を察して、即座に苗は保健室を飛び出していった。
「まったく、逃げ足だけは速い……」
本当に、影のよう。言いかけて彩雲は口をつぐんだ。苗が言ったことに影響されるなんて、恥辱のきわみもいいところだ。
「それにしても…………影猫、ねえ」
思春期にはよくある妄想だ。今の時代はそれか、と彩雲は苦笑した。同じレベルで信じこんでいる苗には嘲笑。
夕暮れ時、その日の授業を終え体が疲れているところへ、周囲が暗くなってきて思考力も衰えたタイミングで、何らかの妄想を現実と思いこんで、噂の元が生まれる。それを似たような思考回路を持つ子たちが信じこみ増幅させることによって、学校の怪談あるいは都市伝説の完成だ。
「ま、そういうのが楽しい年頃だからね、あれこれ言っても仕方ないし……」
彩雲は帰り支度を始めた。
日がかげって、もうじき最終下校時刻。今日はもう何も起こらないだろう。
生徒が怪我をして運びこまれてくるたびに、完全な不可抗力でない限り言葉の限りを尽くして顧問や指導者の管理責任を問い本人の不注意や無茶を優雅に罵倒しまくっていたから、今ではよほどの重大事故でない限り、保健室にやってくる生徒はいない。もっとも、ここを利用する生徒が少なければ少ないほどいいのだからと、彩雲は閑古鳥の鳴く保健室の現状をむしろ喜んでいた。
「……あら?」
ふと、気配を感じた。
人か――いや、人ではないような、変な……。
「…………」
一瞬心臓が強く打ったが、彩雲はすぐ冷静に考える。ドアが開いた形跡はない。したがってこの部屋に自分以外の人間はいない。
――そのはずだ。
なのに、誰かがいる気がしてならない。
いや、『何か』だ。人ではない、何か。
影猫。
「そういうものを信じるほど幼かったのかしら、私」
自分で自分を、彩雲は罵倒した。
(でももし、人を捕らえて連れ去ってしまう恐ろしい存在が、本当にいるとしたら?)
「いるのなら……」
心に浮かんだ問いに、彩雲は声を出して返事した。
「まずは、その姿の確認ね。相手がどういう姿形なのかがわからないというのが一番恐怖を誘うのだから。相手の情報がわかれば対処方法も考えることができるのだし」
(そのとおりです。さすが『私』。あなたは自分を誇っていいです)
ふふん、もちろんじゃない。彩雲は心の声の言うままに胸を張った。
そういえば同じ姉妹なのにどうして妹はああも貧乳なのだろう。自分のブラを胸にあててため息をついている姿を見てしまったことがあるが、さすがにそれはからかえず、見たこと自体を秘密にしている。もちろん本気でケンカする時には遠慮なく武器として使うつもりではいるけれど。
(胸、といえば……魅力のみなもとですね。その胸を有効に使うことを、あなたは思いつきます)
「そうだわ」
彩雲はひらめいて、声を出した。
影猫とやらが、女の子を狙うというのなら、つまりはオスであり、人間の女性に対して魅力をおぼえる感性を持ち合わせているということ。
ならば、もし今この室内にそれがひそんでいるのなら――女性の魅力を発揮すれば、罠のエサに引かれて隠れ場所から出てくる間抜けなネズミのように、その姿をあらわすに違いなかった。
「そうよ、それなら……」
彩雲はひとつ息を吸って、気合いを入れた。
「…………ああ、暑い…………」
まず、白衣を脱ぐ。
椅子に体をあずけ、実はかなり短いスカートから伸びる脚を、正面にいるだろう何かに見せつけるように組んだ。
「ふぅ……」
悩ましい吐息をついて、その脚を戻し、だらしなく開く。
短いスカートの裾がぎりぎり隠しているので下着は見えないが、ちょっと視点を下に移してのぞきこめば、間違いなく――。
「はぁ」
また吐息をつき、両脚をぴったり閉じる。
見ている男がいれば、のぞきこもうとした瞬間にそうされて、歯がみしたことだろう。
「さて……誰もいないし……ちょっとだけ……ね」
いかにも、文字通りの『秘め事』だという気配を濃厚ににじませて、彩雲は上着の裾に手をかけた。
大胆に前をはだけ――ブラジャー姿になる。
胸の谷間がくっきりした、すばらしい姿態だ。男ならそこに目をやらずにはいられない。
「はぁ…………すっきりする……もっと……」
彩雲はうっとりまぶたを垂れ下げ、腰を浮かせて、スカートも脱いでしまった。
十代では到底及ばない、最高に熟した大人の女性の、充実した腰つき、ふとももの肉づき、ショーツの食いこむ股間のライン。
見ているのがオスであれば、誘い出され、食いつこうとするのは間違いない最高のものがそこにあらわれた。
(これで、足りるでしょうか?)
心の中に響いたその声に、彩雲は強く反発した。
なによ、これでも足りないっていうのね!?
彩雲自身が、他人の自意識を刺激する物言いを得意とするだけに、彩雲もまた他人のその手の発言には敏感だ。
彩雲は、反発心の促すままに、背中に手をやり、ブラジャーのホックを外した。
カップがずれて乳房が重力に引かれた瞬間に、何かおかしいという思いがよぎったものの、それ以上に強い爽快感にすべて押し流された。
肉体的に解放されたばかりでなく、精神的にも、やるべきことをやり終えたという満足感が生まれる。
「ああ…………」
影猫でもオスでも何でも、見るなら見ろ、むしろ見てほしいという熱い欲望が湧き起こる。
乳首がしこり勃ち、突き出して、誰かが触れるのを待ち望む体勢に。
そしてまた、両脚の間にも、熱がこもり、ふくらんで、どうしようもなくなった。
「はぁ、はぁ、はぁ…………はぁ…………んっ!」
息が乱れ、胸は弾み、違和感は相変わらずあるものの、何がおかしいのかはまったくわからないまま、彩雲は腰を浮かせた。
その豊かな腰から、体を覆う最後の一枚を取り去り――ふとももを大きく開く。
たっぷり肉のついた、透けるように白い太ももの間に、色濃い陰唇と、その内側の鮮やかな色合いがのぞく。
「にゃ~~~♪」
ついに、誘い出されて、『影猫』が姿を現した。
やった! 彩雲は勝利感に酔いしれる。
その『影猫』が、七星苗の姿をしていることも、その苗の表情が普段とまったく違って目はうつろで体に一糸たりともまとっていないことも、全身を包む恍惚感の前ではどうでもいいことだった。
「にゃっ、にゃ、ちゅっ」
『猫』が彩雲の股間に顔を埋め、口づけする。
「はぁんっ!」
強烈な快感が駆け抜け、彩雲はあごをあげて悶えた。
当然だ、自分は噂に勝ち、『影猫』の幻影にも勝ったのだから。
彩雲の体も心も開ききって、苗の姿をした猫がもたらす快感が、脳髄に直接突き刺さってくる。
ざらつく舌が、クリトリスを舐めている。一心不乱に、強く、激しく。
「あぁ、ああ、あ、あ、あ、あ、あっ!」
声が吹き出て、体はこわばり、愛液がみるみるあふれてくる。
強烈な刺激が立て続けにこみあげ、突き上げ、まんこはひくつき、愛液をにじませ、本気汁を垂れ流し……。
(こんなに気持ちいいなら…………いいよね?)
「んっ、ん、ん、あ、あ……!」
心の声に、彩雲は、意味のある言葉を紡げないままうなずいた。
いい。
(あなたは、影猫のものになる)
「なるっ! なりますっ!」
快感が導くままに、彩雲は心から叫んでいた。
連れ去られてもかまわない。いやむしろ連れ去ってほしい。こんなに気持ちいいのなら。生きる意味そのものを満たしてくれる、この快感をずっと得られるのなら。
(まあ、結局はそういうことで、被験者が望む状況になるように導くことしかできないのが催眠というものなんだよね)
(なるほどね)
(先生も、自分が受け入れられるものだから、この気持ちよさを受け入れている。そうでなかったら拒絶しているよ)
(万能に見えて、そうじゃないのね)
(そう見せかけるように手を尽くしているからね)
(その尽くされた手で、私も落とされたということ?)
(嫉妬?)
(先生、きれいだもの。あんたのち○ぽだって、ほらこんなに)
(わ、こら、やめてくれよ、術が乱れる)
声がいくつかしているけれども、快感に酔い、ひたりきっている彩雲にはまったく理解できない。
(では、あなたはこれから、イッてしまいます……5つ数えるたびに、あなたはイッてしまうんです)
数がかぞえられ、彩雲の性感は無慈悲に、こらえようもなく高まった。
「ひあああああ!」
叫ぶ耳に、さらなるカウントが告げられ、体が再び絶頂へと駆け上がる。
「3……4…………5!」
途中から、快感を告げる声が、苗のものに変わったような気もするが、考えることができない。
尻が跳ね上がり、股間がひくつき、愛液が噴き出し、小便すら漏らして、彩雲は途切れることのない快感に踊り狂い続けた……。
催眠演舞、発売まであと4日です!
原画を担当しております、さよりさんがカウントダウン絵を描いてくださいました!
以下のアドレスの、pixivからどうぞ。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=38686103 発売4日前のカウントダウンボイスは、以下からダウンロードしてください。
全部、同じファイルとなりますので、ダウンロードしやすいところからお願いいたします。
http://p.tl/gfqthttp://p.tl/ggBChttp://p.tl/HBqEhttp://p.tl/5rpWhttp://p.tl/OZFi 4日前は、美乃莉になります!
おくとぱすさんに書いていただきました!
「えー、テンちゃん、知らないのー!?」
八曜学園の教師、七星苗を取り巻く女の子たちから、一斉に驚きの声が上がった。
昼休みの校庭である。
気さくで親しみやすい苗は、教え子たちに慕われており、昼食時にはいつも彼女を取り巻く輪ができていた。なおこの表現はすべて苗の主観によるものである。「テンちゃん見てるとさ、色々悩んでたことがどうでもよくなるんだよねー、こういう人でもどうにかなるんだ、人生なんてちょろいちょろいって」という声を彼女が耳にしたことがあるかどうかは定かではない。
「知らないって、なにー?」
発言者と年齢差をまるで感じさせない口調で、苗は訊ね返した。
その口の端に、ご飯粒がはりついている。
料理能力が壊滅的な上に、量さえあればそれでよし、味覚および食の内容を追究する意欲が極端に乏しく、弁当箱ぎっしりの白飯に体にいいからとすりゴマを大量に振りかけ醤油をかけただけという昼食を摂っているところを教え子たちに見られ、あまりの情けなさに「哀れなテンちゃんに食べ物を恵んであげる会」が即座に結成されたことも知らず、次から次へとみんながおかずを分けてくれることを今時の子は料理が好きなんだなあということでいい時代だありがたいなあ嬉しいなあこれからもがんばらなくちゃなあと教師であることの喜びに浸りきっている、それが七星苗という女性教師である。
「夜の校舎に、猫が出るって話」
「ねこ? ニャーの、猫?」
およそ人にものを教える立場の人間とは思えない、外国語に訳するのがきわめて困難な言い回しで、苗はさらに訊ねた。
「そう、その猫」
「猫が、校舎に? 夜に?」
「そそそ」
「野良が入りこんでるの? それともどこかの飼い猫?」
「それがさー」
女子たちが口々に、八曜学園にこのところ広まっているある噂について、苗に教えてくれた。
※
「……うう……聞くんじゃなかった……」
弱音を吐きながら、苗は暗い廊下を一人で歩いていた。
窓の外は真っ暗だ。完全下校の時間が過ぎ、居残っている者がいないかどうか確認して回っているのである。
『影猫』。それが、噂に出てくる猫の名だ。
暗くなった校舎の中で、一人でいる時、ふと振り返ると、自分の影が猫の姿になっている。黒く大きなその猫の、エメラルドグリーン、もしくはサファイアブルーという話もあるが、とにかく宝石のようにきれいな目を見てしまうと、魅入られて、そのまま影の世界へ連れていかれ、二度と戻ってこられないのだとか。
「そういうのいやなんだよなあ……人間なら、関節きめるなり目つぶしなり金的蹴りなりでどうにかなるのに……でも、おばけが怖いなんて人に知られるわけにもいかないし……」
同僚教師たちにも教え子たちにも知られていることを、まだ隠しおおせていると信じて疑わない、それが七星苗である。
「っ!?」
背後に気配を感じて、苗は俊敏に振り向いた。野生動物さながらの勘の良さである。
そこには何もなく、誰もいなかった。
しかし――苗はうめき、身震いした。
全身を、いやな汗が濡らした。
今歩いてきたばかりの、誰もいない、暗い廊下。
ここは、この校舎のこの廊下は――こんなに長かっただろうか?
喉が鳴る。体がこわばる。
どこまでも続き、一点に収束して消えてゆく、はてしなく続く廊下。
そこに、自分の影が伸びている。
廊下と同じく、はてしなく長く長く、信じられないほど長く伸びてゆく真っ黒な影。
その影が、動いた。自分の動作とはまったく別に。
はるか彼方、消失点の向こう側から、自分の影が持ち上がり、迫ってくる。
それは、床に腕をついた人間…………いや、猫に見えた。
「ひっ!?」
苗の耳に、噂話がこだまする。連れ去られてしまう。猫の目を見てはいけない。宝石のようにきらめく目。影の猫の、目。
……キラッと、トパーズのような、黄色の光が輝いた。
苗が一番好きな色。
「!!」
反射的に苗は抵抗した。肉体的にではなく、心理的に。
猫に魅了され、連れ去られるなんていや。
自分は人間だ。猫なんかに負けるわけにはいかない。
(本当に?)
当たり前。自分は人間なのだから。
(あなたは、猫じゃないの?)
人間だよ!
誰と会話しているのかわからないが、苗は強く返事する。
(猫と何が違うの? 猫も相手を攻撃するし温かいし血が流れているし、頭だっていいよ)
違うもん、私は人間だもん!
(そうだね、人間は猫と違って、相手を愛するっていうことができるもんね)
そう、その通り!
(じゃあ、証明してみよう。あなたは、目の前の相手を愛することができる。人間だから、あなたは相手を愛している)
愛!
その言葉が苗の心を満たした。
美しく、暖かく、人間らしさそのものの言葉。
(あなたは人間だから、心から相手を愛する)
そう、私は人間だから、相手を愛するの!
大好き!
苗は、満面の笑みを浮かべて両手を広げた。
影が、とまどったように動きを止めた。
そこに苗は、自分から抱きついていった。
腕の中の感触は、細くて熱くて、気持ちいい。
でも、自分の愛を伝えるには――服が邪魔だ。
「えいっ!」
恥ずかしかった。ドキドキして、顔が熱くなる。でもそうと決めたからには突き進むのみ。七星苗は度胸で生きている。度胸だけとも言う。
上を脱いで、豊かな、豊かすぎるおっぱいを支えるブラジャーを丸出しにした。
下だって急いで脱いでみせる。筋肉質なふとももに、影が見入っているのがはっきりわかって、苗はさらに喜びに包まれた。
(相手を積極的に愛しよう。それは動物と違う、人間だけに許された高度な行為なんだから)
そう、積極的に、どんどん行こう! 恥ずかしいっていうのも人間だからこそ! だからもっと恥ずかしくなっても大丈夫!
苗は面白くなってきて、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいけれど、影にキスして、おっぱいを思いっきり押しつけた。
唇を重ね、舌を動かすと、熱くぬめるものが自分の舌にもからみついてきて、たちまち苗の体は甘く痺れ、まぶたがとろんと垂れ下がる。
胸は高鳴り、全身が熱くなり、おっぱいをさらに強く押しつける。
そうなるとやっぱりブラジャーが邪魔で。
「んしょ……」
苗は、自分からブラジャーを外した。
下も、脱いだ。
そして大きく足を広げ、自分のすべてを、自分の愛のかたちを示す。
「さあ、来て!」
私の愛のすべてを堪能しなさい! 苗は心からそう思い、のしかかってくる影を受け入れようと、体のすべてを開いた。
「ふああああああああ!」
影が入ってきた瞬間、あまりの快感に、苗は激しく声をあげた。
「すごいわね」
「ほんと」
聞いたことのある声がして、苗は目を大きくしばたたいた。
ここは――多目的室だ。
自分は――床の上だ。
まわりには――神楽一紗、桂浦香具耶をはじめとした、教え子たちがいっぱい。
「な!」
「お疲れ様でした。素敵でしたよ」
神楽一紗が、額の汗をタオルでぬぐってくれる。気持ちよかった。
そこで初めて苗は、自分が素っ裸で、全身をぬらぬら汗に濡らし、両足の間もぐしょ濡れにしていることに気がついた。
「なーーーーーっ!?」
「あはは、猫みたい」と意地悪に笑ったのは桂浦香具耶だ。
「ちょ! な! なにこれ! なんで!?」
「先生の愛を、たっぷり見せていただきましたよ」
一紗が、悪魔的な微笑をたたえて苗をのぞきこむ。
苗は思い出した。そうだ、この子に、催眠術かけられて……!
影猫なんていなかった。そもそも今はまだ下校時間前だ。
自分から裸になり、足を開いて、床の上で強烈な快感に何度も何度も腰を跳ね上げ悲鳴を放ち――両足の間に熱い感覚をたっぷり味わって、頭の中が真っ白になって……。
「ひどい!」
「きれいでしたよ。いつも通り」
美しい顔が至近距離で笑う。彼が自分に何もしていないことはわかっている。あの輝くようなペニスを、挿入してはいない。だけどそれで許せるものではない。ある意味直接される以上の屈辱的な行為を披露させられたのだ。
「だめ! こんなのだめ!」
「そうですか?」
悪魔の手が、苗の額にあてられた。
「でも、ほら、こうされると、もう体が動かない」
「え……あ……!」
このエッチで不純異性交遊でふしだらで図々しい美少年に一発おしおきを、と思った苗の体が、たちどころに麻痺した。
「もう何度も経験してるから、わかっているでしょう。こうされるだけで、先生は催眠状態に入っていく。気持ちよくて、頭の中がとろ~~んとなってきて……」
「うあ……ああ……」
熱いものが、あてがわれた手から頭の中に入ってきて、湯船につかったように苗の体も、心も、弛緩していってしまう。
抗うどころか、あらがうって何だっけと、抵抗を考えることさえできなくなって……。
「3つで、僕にされたこと、すべてを許せるようになりますよ」
その通りになった。
苗の眉間の険がとれ、ゆったりした笑みが唇に浮かぶ。
記憶はすべてそのままあるが、今の苗は、気持ちよかったし面白いからいっか、怒るなんて大人げないしー、と考えるようになっている。
そう、気持ちいい……催眠術をかけられるのは、とんでもなく気持ちいいのだ。
「そう、もっともっと、とろけていきますよ……深く、深く、あなたはどこまでも深く、催眠状態に入っていく……」
「ふにゃぁ…………」
やがて、まともに返事することもできないくらい、苗はうっとりした、深い恍惚感に浸り……。
「舐めて」
口に手が来ると、自分から舌を出し、白い指をなめしゃぶり始めた。
信じられない甘さと共に、底なしの安心感が生まれた。
「大好きですよ、僕たちの七星先生」
「はぁ~い…………じゅるじゅる、ぴちゃぴちゃ」
一紗の指を舐めながら、苗は喜びいっぱいの笑みを浮かべ、股間を熱くした。
「さあ、もっともっと、遊びましょう。みんなも先生と遊びたがっているんですよ」
「うん…………あしょぶ…………もっと……もっろぉ……」
心から、苗はみんなとの関わりを求めて腕を開き、豊かな乳房をゆったり揺らした。
教師として、充実した毎日を、七星苗は過ごしている。